カナダ政府、15億ドルの重要鉱物インフラ基金を設立

重要鉱物は、電池などのクリーンテクノロジーや、風力タービン,ソーラーパネルなどのクリーンエネルギー源を実現するための重要な要素であり、将来のネットゼロエミッションの達成と気候変動との闘いに不可欠である。カナダはすでに持続可能な鉱物や材料の主要な供給国だが、重要鉱物の鉱床が地形の厳しい辺境地に位置することが多く、道路や電力アクセスなどが限られているため、開発が困難。カナダ政府は、国内のあらゆる地域で雇用創出と経済成長を促進するための戦略的投資に取り組んでいる。

エネルギー・天然資源大臣のジョナサン・ウィルキンソン氏は11月20日に重要鉱物インフラ基金(CMIF)の提案募集(Call for Proposals/CFP)の開始を発表したのはそのためである。 CMIFは、重要鉱物の持続可能な生産を可能にし、資源をターゲット市場に結びつけるために主要なインフラの課題に対処する。 7年間で最大15億ドルが利用可能なこの基金は、カナダの重要鉱物の持続可能な開発を可能にする輸送およびインフラプロジェクトだけでなく、クリーンエネルギーや電化への取り組みも支援する予定。

今回のCFP は、「建設前およびプロジェクト開発」と「インフラ導入」という 2 つの目的で最大 3 億ドルの拠出資金を提供する。非政府申請者の場合はプロジェクトあたり最大 5,000 万ドル、公共プロジェクトに投資する州および準州政府の場合はプロジェクトあたり最大 1 億ドルの利用が可能。

CMIFはカナダの重要鉱物戦略の重要な要素であり、すでに重要鉱物セクターに恩恵をもたらしている他のクリーンエネルギーや輸送支援を補完することになる。カナダは、重要鉱物プロジェクトの開発に必要な基盤的でインフラに投資することで、探査や持続可能な採掘から加工、高度な製造、リサイクルに至るまでのバリューチェーン全体にわたって膨大な経済的機会を与えると同時に、クリーン技術の開発を支援している。

参考:https://www.canada.ca/en/natural-resources-canada/news/2023/11/government-of-canada-launches-15-billion-critical-minerals-infrastructure-fund.html