チリ経済情勢 2022年10月度
在チリ日本大使館経済班より10月度チリ経済情勢報告(一部9月の情報含む)が発行された。
その報告によると、貿易自体は黒字となったものの全体的にはやはり物価上昇の影響が強く見られるようだ。
詳しく見ていくと、まず9月の鉱業における経済活動指数は前年同月比- 0. 1%、鉱業生産指数は前年同月比-0. 01%、銅生産量は同-2. 6%となった。
その影響からか、10月の国際銅価格は1 ポンド3. 41ドルで始まり、3. 47ドルと前月末比0. 2%で終了した。
10月の輸出額は76. 0 億ドル( 前年同月比-2. 2%)、その内鉱業品は44. 4 億ドル( 同-10. 1%、全体の58. 4%)さらにその内の銅は34.8億ドル( 同- 22.0%、鉱業品輸出額全体の78. 5%)となった。
一方輸入額は71. 4億ドル( 前年同月比- 13. 3 % )となり、貿易収支は4. 6億ドルの黒字となった。
9月の対日、中、韓貿易額は以下の通りとなった。:
対日:輸出額7.1億ドル( 前年同月比80.1% )、輸入額2.3億ドル( 同9.1% )、貿易総額9.4億ドル( 同55.7% )
対中:輸出額28.0億ドル( 前年同月比-0.8% ) 、輸入額18.7億ドル( 同-3.4% )、貿易総額46.7億ドル( 同-1.9% )
対韓:輸出額4.1億ドル( 前年同月比9.7% )、 輸入額1.4億ドル( 同28.6% ) 、貿易総額5.5億ドル( 同14.0% )
参考:在チリ日本大使館経済班「チリ経済情勢報告(2022年10月)」