チリ政治情勢 2022年10月度
在チリ日本国大使館発行の10月度のチリ政治情勢報告によると、協議が続けられていたTPP11(包括的かつ進歩的な環太平洋パートナーシップ条約)が11日、27票対10票で上院により可決された。
但し、Boric大統領はTPP11について他国とサイドレターに関して協議したい意向にあるため、発効は未定となっている。
また、10月に行われた新憲法に関する世論調査の結果(同報告記載)は以下の通りとなった。:
-新憲法の必要性
必要である:71%
必要でない:27%
どちらでもない:1%
わからない、無回答:1%
-憲法改正の種類
改正はするが、現行憲法をベースとして維持する:46%
現行憲法にかえて新たな憲法を起草する:44%
現行憲法をかえずに維持する:9%
わからない、無回答:1%
政府の各会派により理想とされる方向性が異なるようだが、世界貿易に有利な環境が整う事を祈りたい。
参考:在チリ日本国大使館「チリ政治情勢報告(10月)」