チリ経済情勢 2022年11月度
在チリ日本大使館経済班発行の11月度チリ経済情勢報告によると、ここ3カ月のチリの経済情勢は以下の通り要約される。
10月の全体的な経済活動指数は前年同月と比べマイナスとなった中、鉱業においては1.7%となった。
10月の鉱業生産指数は前年同月比0. 71%,銅生産量は同2. 2%となった。
11月の輸出額は78. 1億ドル(前年同月比-8. 4%)、その内鉱業品は46 .5億ドル(同 -14. 0%、全体の59. 6%)、
さらにその内の銅は36. 2億ドル(同-27.9%、鉱業品輸出額 全体の77.7%)となった。
一方11月の輸入額は75. 3億ドル(前年同月比-2. 1%)となり、貿易収支は2. 9億ドルの黒字となった。
10月の対日、中、韓貿易額は以下の通りとなった。:
対日:輸出額6.9億ドル( 前年同月比13.5% )、輸入額2.3億ドル( 同-12.1% )、貿易総額9.6億ドル( 同5.8% )
対中:輸出額30.2億ドル( 前年同月比-5.2% ) 、輸入額16.3億ドル( 同-35.3% )、貿易総額46.6億ドル( 同-18.5% )
対韓:輸出額3.9億ドル( 前年同月比12.2% )、 輸入額1.2億ドル( 同-27.0% ) 、貿易総額5.1億ドル( 同-0.6% )
また同報告では、チリSQM社によりリチウム需要の40%以上の増加が予想されている、というニュースが取り上げられている。
鉱業、貿易におけるさらなるプラスを願いたい。
参考:在チリ日本大使館経済班「チリ経済情勢報告(2022年11月)」