チリ経済情勢 2022年8月度
在チリ日本大使館経済班より、8月度チリ経済情勢報告(一部7月の情報含む)が発行された。
その報告からは、鉱業の生産率低下、貿易赤字などチリ及び世界でのインフレの影響が強くみられる。
詳しく見ていくと、7月の経済活動指数は前年度同月比1.0%その内鉱業は前年度同月比-6.4%、鉱業生産指数は前年度同月比-6.5%と減少傾向にある。
8月の輸出額は78 .4 億ドル ( 前年同月比-0. 8%)、その内鉱業品は 42. 5 億ドル(前年同月比-13. 2%、全体の54 .2%)、
さらにその内の銅 は3 2. 7億 ドル(同 -2 6 .4%、鉱 業 品 輸 出 額 全 体 の7 7. 0%)となった。
一方輸入額は88.3 億ドル( 前年同月比12.0%)となり、9.9億ドルの赤字となった。
7月度の対日、中、韓貿易額は以下の通りだ:
対日:輸出額4.7億ドル( 前年同月比-43.7% )、輸入額2.5億ドル( 同27.5% )、貿易総額7.3億ドル( 同-30.1% )
対中:輸出額29.9億ドル( 前年同月比0.1% ) 、輸入額20.2億ドル( 同-7.7% )、貿易総額50億ドル( 同-3.2% )
対韓:輸出額5.3億ドル( 前年同月比13.1% )、 輸入額1.3億ドル( 同-19.9% ) 、貿易総額6.6億ドル( 同4.7% )
参考:在チリ日本大使館経済班「チリ経済情勢報告(2022年8月)」