ロシア:2021年1月から11月にかけて貿易総額が大幅に増加
ロシアの連邦税関局(FCS)によると、1月から11月にかけてロシアの貿易黒字は前年同期比1.8倍になり、1,701億ドルに達した。ロシアの貿易総額は前年比37.3%増加し、7,030億ドルに至った。
輸出額は44.4%増の4,365億ドルとなり、CIS諸国への輸出は13.2%を占め、それ以外の国々への輸出のシェアは86.8%だった。輸出の大部分は伝統的に燃料やエネルギー関係になっており、輸出品目構造をみると、そのシェアは54.2%だった(2020年1月〜11月は50.4%だった)。
2021年1月〜11月の輸入額は2,665億ドルであり、前年の同期間と比べ27.2%の増加となった。CIS諸国からの輸入は10.6%を占めており、それ以外の国々からの輸入のシェアは89.4%だった。輸入品目構造を見ると、機械・設備が最大のシェアを占めており、49.3%となった(2020年1月〜11月は47.5%だった)。
ロシアーEU
ロシアの連邦税関局(FCS)のデータによると、1月から11月にかけてロシアとEUの間の貿易総額は2020年の同じ期間と比べ45.6%増加し、2,512億1,200万ドルに至った。
EUへの輸出は62.5%(前年同期比)増加し、1,660億9600万ドルとなった。EUからの輸入は21.1%(前年同期比)増加し、851億1600万ドルとなった。
結果として、ロシアの外国貿易の総売上高において、EUのシェアは前年の33.9%から35.9%に上昇した。
ロシアーアメリカ
1月から11月にかけてロシアとアメリカの間の貿易総額は312億ドルになり、43.6%(前年同期比)の増加となった。
ロシアからアメリカへの輸出額は159億ドル(62.6%増)となり、アメリカからロシアへの輸入額は153億ドル(28%増)となった。
報告期間中のロシアの外国貿易の総売上高におけるアメリカの割合は、前年の4.3%から4.5%に伸びた。
ロシアー中国
1月から11月にかけて露中の貿易総額は、35.1%(前年同期比)増加し、1261億ドルに達した。
中国への輸出は40.2%(前年同期比)増加し、616億ドルになり、中国からロシアへの輸入は30.5%増(前年同期比)で、645億ドルとなった。
一方、報告期間中の外国貿易の総売上高において、中国のシェアは前年の18.4%から18%に減少した。
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