中国の硝酸市場(8月)
こんにちは! 皆様いかがお過ごしでしょうか。
9月も終盤に差し掛かり、すっかり秋の様相を呈して参りました。
季節の移り変わり目は体調を崩しやすいので、お気を付けください。
そんなわけで、今月の中国の硝酸市場は下記の通りです。:
・ 8月の中国国内の硝酸市場は中国国内での需要が芳しくなく、市場価格はRMB85~RMB200/MTまで下落した。
・ 主な用途であるアニリン、染料、軍事業界の需要も依然として弱く、それも市場価格を下落させた一つの要因であると思われる。
・今月の国内98%濃硝酸の平均価格は$1,356/MT。前月比1.12%上昇、前年比17.62%下落。前年比と比較すると下落はしているものの、確実に市場価格は回復しつつある状態。
・2020年7月の 中国国内の濃硝酸の生産量は前月比13.32%アップの約1,931,000MT。市場への供給は十分足りていた。
・2020年7月の硝酸輸入量は前月比63.88%アップの15,530MT。平均輸入価格は前月比から4.79%アップの$147.98/MTであった。
・2020年7月の硝酸輸出量は前月比8.2%アップの19,800MT。平均輸出価格は前月比から50.47%ダウンの$342.76/MTであった。
コロナから回復しつつある中国ですが、それでもコロナ前の活気のある経済状態には未だ戻っていない様ですね。
今後も硝酸市場は中国の国内需要に対して急激に左右されることになるかと思われます。