中国の硝酸市場(2月)

みなさんこんにちは!コロナウィルスによる被害が日に日に勢いを増していく中、いかがお過ごしでしょうか。

そんな中では御座いますが、引続き今月も中国の硝酸市場について纏めてみました。

今月の硝酸市場のトピックは↓

・2月の中国国内の硝酸市場は弱気な姿勢。硝酸の価格は局所的には$25/MT落ち込んだ。

・月末時点での国内98%濃硝酸の価格は$1,465/トンであり、前月比で2.72%、前年比で7.8%低下した。

・主な用途であるアニリン、染料、軍事業界の需要もコロナウィルスの影響で操業停止が相次いでおり、硝酸の価格は今後も下げ基調が予測される。

・2020年1-2月の硝酸輸入量は前月比12.78%増加で31.61千トン。平均輸入価格は前月比から18.81%増加の162.3米ドル/MTであった。

・2020年1-12月の硝酸輸出量は前月比46.69%ダウンの2.74千トン。平均輸出価格は334.38米ドル/MTであった。

弊社調べでは、この時点ではまだコロナウィルスの影響については記載されておりませんでしたが、

実際には2月後半あたりから影響が出ていたのではないか、と思われます。

また、来月分もすぐに投稿しようと思いますので、暫しお待ちください。